指数算出・情報サービス大手のS&Pグローバル(SPGI)が23日の引け後に、1株当たり四半期配当を0.90ドルから0.91ドルへ増配しました(3月支払い分より)
51年以上の連続増配となります
ただし、増配率は前回の8%増配から大きく低下しました。この程度の長期の増配年数になると、増配率が低くなり、妙味が低下するケースが多いです。2022年の債券不況(利上げが逆風)やiHS Markitとの合併など、業績に大きな影響が生じるイベント続きだったことを踏まえると致し方ない面はあるかもしれません
2023年度からは2桁%増益に転じる見込みですので、2025年の増配に期待したいと思います
2023年は後半にかけて相場が回復基調を辿る中、SPGI株はS&P500を大きくアウトパフォームしました(+31.5%)
今年もS&P500を小幅にアウトパフォームしています。株式市場や債券市場の勢いの回復は、業績の追い風になります。2021年につけた最高値(484.21ドル)にはあと8%余りとなっています