MSFT NVDA

MSFTとNVDAの株価にみるクラウド市場の賞味期限

米景気減速懸念が強まる中で、NVDAやMSFTの株価が堅調です。

19日は、前日引け後に決算を発表したNVDAが3.9%高、MSFTは2%高で最高値を更新しました。両者に共通するのは、クラウド事業の好調です。

eコマースなどコロナ特需の剥げ落ちがAMZN決算でもみられましたが、トレンドが変化しやすい個人消費(毎年パソコンなど買うわけにはいかないし、昨年と比べれば外出はできる環境)とは異なり、クラウドは企業が中長期的な見地から行います。

一旦クラウドに移行したデータをすぐに元に戻すわけにはいきません。もちろん、MSFTやAWSの前年同期比の成長率は今期は減速するでしょうが、契約は残るため、収入額は昨年から底上げされたレベルが続くでしょう。

NVDAはArm買収プロセスに時間を要していることや、仮想通貨マイニングチップの業績寄与は今後も限定的になる(本業の比率あがるのでポジティブと考えます)などと5-7月決算で示されましたが、データセンター事業は8-10月期も5-7月期からの成長を見込んでいます。

AmpereアーキテクチャによるA100マシンが、AWS、GCPに続いてAzureでも提供されるなど、ハイパースケーラーの採用が進んでいます。

Ampereは、ゲーム用GPUでの伸びしろも大きいようです。Turingと AmpereアーキテクチャによるRTX GPUは、まだゲームGPU稼働台数の20%程度しか占められていない、と会社は明らかにしており、アップグレード余地がかなりあります。

MSFTは、Office365やMicrosoft365の商業向け価格を2022年3月から引き上げると明らかにしています。値上げ率は約10%です。需要が堅調なサービスの値上げは、米国企業の優れた収益策であり、大いにポジティブです。

MSFTの4-6月期の商業クラウド収入は195億ドルで、全社の462億ドルの4割近くを占めます。収入が10%増えれば、全社業績へのインパクトは大です。

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