CVX エネルギー

高値目前のシェブロン、PERはまだ10倍

シェブロンが最高値に再度接近しています。市場コンセンサスは来期が減益予想になっていますが、当面はエネルギー不足の環境下において低バリュエーションを背景にアウトパフォームが期待できそうです。

株価は年初来で47%上昇していますが、今期予想PERは10.9倍とS&P500を始め、市場全体の中でかなり割安な水準に位置しています。2026年までに営業費用を10%削減する計画などを示していることから、エネルギー価格に売上高が大きく左右される展開が今後も見込まれるものの、利益の安定性は従来と比べて増す(PERの安定化に寄与)ことが期待されます。

17日に、メキシコ湾の深海のBallymoreプロジェクトを承認したと発表しました。日量7.5万バレルの原油生産が見込まれます。1-3月期では原油は日量173.6万バレルの生産量でしたので、4%ほど増えることになります。

同社は発表文で、「シェブロンのメキシコ湾の生産は1バレル当たりCO2排出量が6kg程度と、ポートフォリオ全体の中で最も排出量が少ない鉱区である。世界需要に対応するための米国のエネルギー供給の信頼感を高めることにつながる」と述べています。生産開始は2025年となります。投資額は16億ドルになります。同こうくはシェブロンが60%出資し、トタルエナジーズが40%を出資しています。

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