PYPL

失望見通しのペイパル、145ドルでの攻防か

10-12月期決算で失望的な見通しを出したペイパル・ホールディングス(PYPL)は、寄り前気配は16%安の146.15ドルとなっています。

250ドル程度で購入していた私としては悲しい限りですが、このまま継続保有をしていきます。

会社は2025年度のアクティブ口座数7.5億という中期目標の一部を撤回するなど(ただし収入目標は撤回していないようでそこは希望です)、中期見通しにも暗雲が強まる今回の決算及び見通しでしたが、よりクオリティの高い顧客に集中し、アクティブ口座数当たりの収入を増やすことに注力するという姿勢を打ち出しています。

おそらく、会社としては今回のコロナで急速に増えた口座数を楽観して強気の中期計画を敷いていたと思いますが、450万口座もの不正口座の存在も発覚するなど、顧客層の「質」(安定的に利用、収益寄与をもたらす顧客)は低下が見られていたようです。

これを機に、会社が強みに集中、より強化に動いて経営の立て直しに取り組むということは悪いことではないと思います(株価が高値から半分になるまでになんとか軌道修正をしてほしかったですが・・・)。

株価は長期サポートラインが位置する145ドルでの攻防になりそうです。この水準を保ってくれれば、中期的に反発期待が出てくるものと期待します。

会社が示した今期の調整後EPS予想レンジの下限近辺である4.65ドル、145ドルで算出した予想PERは31.5倍です。

今期の増益率予想がトントンから3%増の会社予想に対して31倍の付与はプレミアムと言えますが、再び2桁%増益率を見込むという前提に立てば割安とも捉えることができるでしょう。

しばらくは厳しい株価、業績局面が続きますが、業績好転を信じて保有継続したいと思います。

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