MRVL 配当金

【配当金】半導体のマーベルから約75円受領 増配はないがデータセンターや自動車に期待

半導体大手のマーベル・テクノロジーから配当を約75円受領しました(1ドル=132円換算)。私の保有株数は13株です(約9.5万円)。

同社は通信やデータセンターなどインフラ向けの半導体を幅広く手掛けています。エンドマーケットは5つに分かれていて、2-4月期決算ではデータセンターの売上高が前年同期の2.3倍の6.4億ドル(全社売上高の44%を構成)、キャリア・インフラが50%増の2.5億ドル、エンタープライズ・ソリューションが64%増の2.9億ドル、コンシューマーは7%増の1.8億ドル、自動車/産業は94%増の0.89億ドルでした。

データセンターは、データセンターと端末間だけでなく、データセンター内部の通信の高速化も重要になります。同社はサーバーやストレージ、イーサネットスイッチ、ネットワーク型ストレージ(NAS)、データセンターインターコネクト(DCI)など多種多彩な製品を手掛けており、こうした製品群によってサーバーやストレージ間なども含めたデータ高速化をサポートしています。

5G通信にも欠かせないインフラを提供しており、DSLAMやルーター、無線アクセスネットワーク装置(RAN)などを通信キャリア向けに提供しています。企業のネットワーク構築には、イーサネットスイッチやファイアウォール・負荷バランサー、ワークステーション、ルーターなども提供しています。このような分野でリーダー的企業だったインファイを買収・統合したことで、データセンターや5G通信に欠かせない半導体企業になっています。

コンシューマー向けは、ゲートウェイやルーター、ストレージ、ワイヤレスアクセスポイント、プリンター、セットトップボックスなどです。ここもとは、PC需要などの落ち込みで、コンシューマー部門は低調が推察されます。一方、最近、成長が期待されているのは自動車向けです。先進運転支援システム(ADAS)や自動車内のネットワーキングに関する製品を提供しており(イーサネットなど)、EVや自動運転を含めた「自動車の電動化」が恩恵を受ける企業として注目されます。

株価は、半導体企業の中でもボラティリティが高い状態が続いています。2021年に年間で84%上昇した反動もあるかもしれませんが、足元でPERは20倍前後に低下しています。データセンターや自動車は、不透明感が強まってきた半導体業界の中でも比較的、安定成長が期待できる分野ですので、ここからの株価の巻き返しに期待しています。

1つ残念なことは、同社は配当を据え置いていることです。インファイなど買収を手掛けてきたことが要因と言えそうです。

来週、8月25日に5-7月期決算を予定しています。

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