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メタバース人気の中、ユニティの上げが止まらない

ユニティ・ソフトウェア(U)の上げが止まりません。米株市場がメタバースのテーマ物色が強まっており、その筆頭格になっているようです。

11月12日で時価総額は560億ドル強と、ゲーム開発大手のアクティビジョン(540億ドル強)を抜きました。

11月の騰落率は約30%に達しています。フェイスブックが会社名をメタに変えたこと、ユニティの同業でもあるロブロックスが好決算で急騰したこと、そしてユニティが好決算と合わせてWETA DIGITALの買収を発表したことが株価起爆剤となっています。

WETAは視覚効果会社で、「ロード・オブ・ザ・リング」から「アバター」や「シャン・チー/テン・リングスの伝説」などに関わってきました。今回の買収により、ユニティはこれまでのゲームをメインとした開発エンジンから、メタバース全般に必須とされる開発エンジンへの進化をすすめるとみられます。

メタバースの主要プレーヤーとしては、ユニティのほかにエピックゲームズやロブロックスなどの開発エンジン、メタバース内のコマースを構築するアマゾンなどEコマース企業やコインベースなど仮想通貨事業者、アルファベットなど情報の集約企業などが存在感を強めそうです。

メタバースの中では、デジタル限定品の製品をナイキなどが発売し、それを仮想通貨で購入するといった可能性が高そうです。そう考えると、仮想通貨の価格上昇にも強さがあることもうかがえます。

正直、メタバース経済圏がどのようにして拡大するのかは未だに確信を持ちづらい段階ではありますが、多くの企業が事業化を進めている以上、将来の主戦場になりそうです。そこで競争力を持つ企業への投資を進めていきたいと思います。

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