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ナイキ、コストインフレでも利益率は上昇見込み

ナイキの利益率(粗利益率)がインフレ下でも上昇しています。

21日引け後に発表した12-2月期決算は、売上高が前年同期比5%増、希薄化後EPSは3%の減少(輸送費など営業費用が嵩む)でしたが、粗利益率は前年同期から1.0%pt上昇し46.6%でした。

値引き商品が減ったことや為替レートが追い風になったこと、値引きしない(フルプライス)商品の販売比率が高まったことなどによる「Nike Direct」の利益率上昇が寄与しました。

今期2022年5月期は引き続き前期比で1%台半ばの売上高成長を見込んでいますが、粗利益率は1.5%の上昇を予想しています。フルプライス商品が高水準であること、値引き率の低下、顧客からの返品の減少などを想定しています。

運賃や輸送費で最終利益は減少と圧迫されていますが、粗利益率の上昇は会社のブランド力が堅調な証(値引きしなくても売れる)です。足元でナイキ株は年初来安値を更新していましたが、会社のブランド力が損なわれていないのであれば、ウクライナ情勢やインフレ(輸送費や原価の増加)が収束に向かえば、業績の本格的な好転が期待できそうです。

私は御殿場や佐野のプレミアムアウトレットにたまに行きますが、ナイキのお店はいつも大行列ができています。アディダスやプーマなどは行列ができていないため、ブランド力の圧倒的な差をいつも感じています(世界的にはアディダスもブランド力が高いスポーツアパレル企業ではあります)。

輸送に関しては、12-2月期は輸送時間が長期化したままだったとのことですが、会社は様々な改善措置に取り組んでおり、業界平均と比べて4週間近く輸送遅延の影響を軽減できたとしています。なお、ベトナムの工場はすべて稼働しています。

地域別売上高では、北米が前年同期比9%増でしたが、大中華圏がゼロコロナの影響も受けてか5%減と地域別で唯一の減収でした。

ナイキは2023年5月期について楽観的な見通しを持っていると今回の決算で述べました。次の3-5月期決算発表時に見通しを公表する予定です。コンセンサスはEPSで2023年度は3.65ドルと、今期予想の3.56ドルから若干の増益を見込んでいます。

22日のナイキ株は前日比約5%高の137.28ドルで始まっています。

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