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エヌビディアが急落 2Q売上高が予想を約2割下回る 過剰発注も響く

エヌビディアが8日の米株式市場で7%安と急落して始まりました。2Q(5-7月期)の暫定決算を発表し、売上高は67億ドルと、従来予想の81億ドルを大幅に下回る水準でした(市場予想は81億ドル)。前年同期比で19%減、前四半期比で3%増です。ゲーミング事業の弱さを反映しました。

ゲーミング収入は前年同期比33%減、前四半期比で44%減の20.4億ドルとしました(マクロ環境の逆風で)。一方、データセンターは61%増/1%増の38.1億ドルだったとしました。しかし、このデータセンターも、会社予想を「やや下回った」としています。サプライチェーン問題が背景としています。需要の問題でなければ、そこまでのマイナス材料ではないかもしれませんが、これまで警戒されていたゲーミングの不振だけでなく、データセンターもやや弱かったということが一段の大きな売りにつながっていると言えそうです。

2Qの調整後粗利益率は67.1%+ー0.5%ptから、46.1%+-0.5%ptへ、従来予想から大きく悪化しました。在庫関連の評価損などから13.2億ドル程度の損失を計上するとしています。ゲーミングのパートナー企業と、チャネル価格や在庫の調整に既に動いています。この13.2億ドル程度の評価損失の形状は、以前、部品不足時に契約した長期的な購入コミットメントの影響を反映しているとのことです。在庫が少ない時期に大量発注し、物が揃った現時点では需要が鈍くなったので、評価損になったということでしょう。

会社は声明文で、「長期の粗利益は健在だと信じている。短期的な利益率を維持するために営業費用の増加を抑制している。将来の成長や力強い現金創出力の下、自社株買いを継続する予定だ」と述べています。

市場予想を大きく上回る業績悪化で失望的な内容ですが、事前にある程度悪材料は織り込んでいたと思われます。データセンターがそこまで失望的な結果でないのであれば、今回の損失形状で悪材料(ゲーミング)の多くを織り込んだことで、7月安値での下げ渋りを試すことを期待したいところです。

2Qの最終決算の発表日は8月24日です。

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