GOOGL コミュニケーション・サービス

アルファベット、4Qは検索広告への高期待が重しもモメンタムは衰えず

アルファベット(GOOGL/GOOG)の2023年度4Q(10-12月期)決算は、純収入が+15%の723億ドル、希薄化後EPSが+56%の1.64ドルと市場予想を共に上回りましたが、検索広告が予想を下回り、30日の時間外取引で株価は6%近く下落しました

ただし、業績のモメンタムには明確な鈍化は見られず、特にクラウドやサブスク事業が好調でした。こうした既存事業に、AIの業績貢献を高めていけるかが引き続き注目点と言えます

検索広告収入の下ブレが嫌気される

Google検索・その他の収入は+13%の480億ドルで、市場予想の481.5億ドルを小幅に下回りました

生成AIが登場した当初、Googleの検索事業に悪影響を及ぼしかねないとの見方が高まっていたことから、市場予想を下回る収入を受けてマーケットが敏感に反応した印象があります

ただし、検索広告・その他収入の前年同期比は前四半期(+11%)からむしろ改善しており、少なくとも悪化傾向にはありません。会社が注力しているAI検索(Gemini)で、マーケットがより高い成長を期待していた反動の側面はありそうです

AI広告の業績への寄与が注目点に

決算発表後の電話会議でGOOGLの経営陣は、「Gemini」の試験を実施中で、SGC(サーチ・ジェネレーティブ・エクスペリエンス)をより高速で使えるようになっている旨を説明しました

米国では、英語による検索の遅延の40%削減が見られたほか、検索結果には幅広い情報源のリンクを載せているとしました

こうしたAIを活用したソリューションは広告主向けが高い関心を集めているとも述べ、今後、AI広告が業績に反映されていくことが、株価にとって1つの大きな試金石になりそうです

クラウドやサブスクは高い伸びが継続 AIで成長拡大目指す

Googleクラウドやサブスク・プラットフォーム・機器事業の増収率は20%台と、好調を維持しました

サブスク事業は年間収入が150億ドルに達し、「YouTube」が伸びに大きく貢献しました(「Youtbue」広告収入は+16%)。「YouTUbe Music」や「Premium」が勢いを得ているとし、ストレージや様々な機能が利用できる「Google One」の契約者は1億人に近づいたとのことです。今後はAI機能を導入して、さらに高い成長を見込むとしています

マイクロソフトのOfficeに近い「Workspace」や、Google Cloud Platform向けにもAIを拡大していく方針です

クラウドの営業利益率は9%台へ上昇し、収益寄与が高まっています

アザーベッツの収入は2.9倍と急拡大

アザーベッツ事業の収入は前年同期の2.9倍と、高い伸びを記録しました

自動運転の「Waymo」の配車件数は100万回を超えたほか、ヘルスケア向けAIがイーライリリーやノバルティスとの提携を通じて適用されており、今後の事業機会を見込んでいます

-GOOGL, コミュニケーション・サービス

© 2024 とらいの米国株式投資ブログ Powered by AFFINGER5