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アルファベット、時間外11%高 好決算+配当支払いを発表

アルファベット(A株:GOOGL)の2024年度1Q(1-3月期)決算は市場予想を上回り、増収率は前四半期から加速しました

好決算に加えて、初の配当支払いも好感し時間外取引で株価は終値+11%の173.82ドルと最高値です

2024年度1Q決算

EPSが大きく上振れる+62% 増収率は加速

収入は+15%の805億ドル(市場予想790億ドル)、TAC(トラフィック獲得コスト)除く収入(純収入)は+16%の676億ドル(661億ドル)、希薄化後EPSは+62%の1.89ドル(1.53ドル)で、いずれも市場予想を上回りました

特にEPSが大きく上振れました。その他収入で28億ドルを計上(うち22億ドルは株式証券の売却益)したことが押し上げました。営業利益は+28%の279億ドルで、こちらも市場予想の243億ドルを大きく上回りました

収入と純収入の伸び率は前四半期の+13%、+15%から加速しました

営業利益率は+6.6%ptの31.6%

営業利益率は+6.6%ptの31.6%で、市場予想の28.6%を上回りました

広告収入など市場予想を上回る YouTube+21%

セグメント別収入は、グーグル広告収入が+13%の617億ドルで、市場予想の602億ドルを上回りました

Google検索広告&その他は+14%の462億ドル(市場予想450億ドル)、YouTubeは+21%の81億ドル(77億ドル)と好調でした。Googleネットワークは-1%の74億ドル(75.2億ドル)と減収が続きました

Googleクラウドは+28%の96億ドル(93.7億ドル)とこちらも市場予想を上回りました

アザーベッツは+72%の5億ドル(3.7億ドル)でした

Googleクラウドの営業利益は4.7倍、アザーベッツは赤縮

営業利益も軒並み市場予想を上回りました。Googleサービスは+28%の279億ドル(市場予想243億dドル)、Googleクラウドは4.7倍の9億ドル(6.7億ドル)、アザーベッツは10億ドルの赤字(11億ドル)で、前年同期の12億ドルの赤字から縮小しました

配当支払いを発表

同社初となる配当支払いを発表しました。初回は6月10日時点の株主に対して、6月17日に1株当たり0.2ドル支払います。同額で年4回だと0.8ドルで、配当利回りは0.51%となります(4月25日終値)

自社株買いは新たに700億ドルの枠を新設すると発表しました。1Qの取得額は+8%の157億ドルでした

株価チャート

アルファベットとは

http://abc.xyz/investor

デジタル広告を収益源とするインターネット・AI企業

検索エンジン 「Google」、動画プラットフォーム「YouTube」、スマートフォンやタブレット向け OS「Android」、アプリストアの「Google Play」、インターネットブラウザ「Chrome」、各種ハードウェア(スマートフォンの「Pixel」や無線ルーターなど)、クラウド「Google Cloud」などの製品・サービスを展開しています

主な収益源はインターネット・デジタル広告(全社収入の約8割)で、デジタル広告シェア世界No.1です

生活に欠かせない様々なインターネット・デジタルサービスを提供し、そこで収集するデータを活用してマネタイズや更なるサービス開発を進めています

ユーザー数 55億人以上のサービスを15 個有しており、うち6つ(「Google」、「Gmail」、「Android」、「Chrome」、「YouTube」、「Google Play」)は20 億人以上となっています

AIへの取り組みも進めており、生成AI「Gemini」などの本格展開を進めています

赤字継続中の「アザーベッツ」は自動運転サービス「Waymo」やヘルスケア事業などが含まれます

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