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アップル株は今年34%高 「アップル経済圏」の強化に期待

アップル(AAPL)株のリターンや株式益利回り、今後の見通しをまとめました。

株価は、景気や企業のファンダメンタルズ、投資家センチメントなどによって変動します。

常にこうした要因を予想して株価の動きを的中させることは困難ですが、個別銘柄への投資にあたっては企業のファンダメンタルズに着目し、その企業がどの程度の利益や株主還元を実現してきたのか、今後実現できるのかを推計し、その銘柄の「期待リターン」に基づいてなるべく適正な価格(将来値上がりが期待される株価)で投資をしていきたいところです。

アップル株の投資のご参考になれば、幸いです。

  • 年初来リターン: +34.8% 減収でも稼働端末台数の伸びを評価
  • 年間益利回り : 7.1% 株主還元が純利益とほぼ同額
  • 今後の見通し : 2024年度は増益へ、「アップル経済圏」のさらなる強化が期待される
  • 私の保有ポジション

年初来リターン: +34.8% 減収でも稼働端末台数の伸びを評価

アップル株の年初来騰落率(2023年5月19日)は+34.8%となっています。S&P500の9.1%を3倍以上アウトパフォームしています。

米利上げサイクルの一服(年後半の利下げ織り込み)でハイテク株全体に買い戻しが進んでいるほか、個別のファンダメンタルズ要因として「アップル経済圏」の底堅さが評価されているようです。

2023年1-3月期決算は、売上高が前年同期比-3%、希薄化後EPSは変わらずでしたが、稼働端末台数が20億台超と過去最高を更新し、「アップル経済圏」が底堅さを保っていることが確認されました。

後述のWWDCでの新製品への期待も高まっていると思われます。

「Mac」の売上高が-31%、「iPad」が-13%でしたが、「iPhone」は+2%と踏ん張りました。

端末の売れ行きが芳しくなくても、既存ユーザーが他の会社の端末に乗り換えにくいことから、アップル製品に留まり続けることで「Apple Music」などの各種サービスの利用、将来の端末アップグレード・買い替えなどにつながり、循環的に売上高を計上できることが期待されます。

年間利回り:7.1% 株主還元が純利益とほぼ同額

アップルの直近1年間(2022年4月〜2023年3月)の純利益は943億ドル(その前の1年間と比べて-8%)、配当支払い額は149億ドル、自社株買い額は854億ドルでした。

合計は1,946億ドルで、5月19日時点の時価総額に対して7.1%です(本ブログでは、「株式益利回り」と表現します)。

アップル株に投資をすると、年間で7.1%の利益と株主還元が得られたということになります。

現在、代表的な無リスク資産であるアメリカの10年国債利回りは3.5%ですので、その2倍近い水準でした。

アップルは「キャッシュ・ニュートラル」戦略を進めています。

株主還元を進めることで、保有する現金・現金同等物をゼロにする戦略です。

現在、キャッシュは1,663億ドルと、有利子負債の1,096億ドルを依然として上回るネットキャッシュ(実質無借金)企業です。

自由に使える資金を示すフリーキャッシュフローは毎四半期200億ドル超計上しているため、キャッシュ・ニュートラルを進めることで、200億ドル以上の株主還元が今後も期待されます。

今後の見通し: 2024年度は増益へ、「アップル経済圏」のさらなる強化が期待される

市場予想では、2024年9月期のEPSは+10%と増益に転換する見通しです。

一方、目標株価コンセンサスは現値から2%程度のアップサイドにとどまっており、アナリストの見地からはかなり好材料が織り込まれた水準との見方のようです。

バリュエーション面では特段の割安感は見出せませんが、増益に転換する予想に加え、キャッシュ・ニュートラル戦略により株主還元額を大きく減らすことは想定されにくいので、前述の7%近い年間益利回りが今後も期待され、株価のサポートになると思われます。

直近では、米国でアップルユーザー向けの預金口座サービスを始めています。年間4.15%の預金金利が今後も継続されるかはわかりませんが、ユーザーは年間4.15%のキャッシュを獲得することで、それがアップル製品の購入に回る効果が期待されます。

この高金利を支えるためにアップルはコストを負担することが想定されますが、持続的に年間4%近い増収効果を得られる効果が期待され、アップル経済圏をまた1つ強化する要素が生まれたと言えます。

6月5日には世界開発者会議「WWDC」が開催されます。

今年はヘッドセット端末を披露するとの予想が多いです。初期価格は3,000ドル近いともいわれ、これまでのアップル製品同様、本格的に普及するには第2世代以降やある程度コストが低下しないことが必要ですが、新製品を発表すれば、アップル経済圏に対する期待が高まりそうです。

そのほか、生成系AIをメールアプリなどに搭載し、アップル製品をさらに使いやすくするようなソフトウェア、サービスが登場するかにも注目しています。

WWDCは毎年、株価は動意に乏しい印象です。

事前に織り込みが進み、イベント当日は株価が下落するパターンが多いという記憶があります。

今回は「いよいよヘッドセット登場」との期待感もあり、従来以上に株価の織り込みは進んでいる印象です。結果次第ではその分、株価が大きく動く可能性が想定されます。

私の保有ポジション

私は2020年2月にアップル株を15株、総額32.9万円で新規購入し、その後、継続保有しています。

現在の保有株は60株(4分割)、評価額は144万円です。

累計の配当受領額は1.6万円です。

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