AT&Tから18.91ドル(1ドル=135円で約2,550円)の配当金を受領しました。
ディスカバリーの売却により、従来のAT&Tの株主は新設のワーナーディスカバリー株の一部を保有する格好となりましたが、AT&T本体の配当は46%ほど前期比で減配となり、今期は1.10ドルです。今期の予想配当利回りは6%で、配当性向は43.5%となります。
会社は今期2022年度の調整後EPSは2.42~2.46ドルを予想しています(前期は2.41ドル)。来期は2.50~2.60ドルです。市場は今期に関しては会社予想の上振れを見込んでいますが、来期は会社予想の下限を見ています。
2022年4-6月期決算では携帯電話加入者からの支払い遅れに言及し(マクロの悪影響)、今期のフリーキャッシュフローを140億ドルへ下方修正し(従来予想は160億ドル)ました。戻り歩調だった株価は、再び急落していまい、週足のMACDはマイナスに転換しています。当面は軟調な株価推移が予想されます。
同業のベライゾンの予想配当利回りは5.7%なため、AT&Tは過度なディスカウントにはなっていません。2022年1-6月期のフリーキャッシュフローは約60億ドルのプラスで、配当支払いは約58億ドルでした。キャッシュフローには全く余裕があるというわけではありませんが、配当分はなんとか賄い切れていますので、少なくとも減配を発表することはないでしょう。