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イーライリリー(LLY)の2024年度1Q(1-3月期)決算は市場予想を上回りました
GLP-1薬の好調と増産確度の高まりを理由に、通期見通しを上方修正しました
寄り前で株価は約7%高の790ドルと、最高値(792ドル)近辺です
2024年度1Q決算
EPSは市場予想を上回る、59%増益
1Qの売上高は+26%の87.7億ドルで、市場予想の89.3億ドルを下回りました
調整後EPSは+59%の2.58ドルで、市場予想の2.47ドルを上回りました

営業利益率は+7.1%ptの28.6%に上昇
利益率は営業利益率と純利益率が前四半期から上昇し、営業利益率は+7.1%ptの28.6%と大きく上昇しました

販売量が+16% 価格効果の+10%を上回る
売上高は、価格が+10%、販売量が+16%と、販売量の貢献度が増しました。前四半期は価格が+16%、販売量が+11%でした
地域別売上高は、欧州が+32%、米国が+28%と大きく伸びました
日本は減収でした。日本と中国は価格効果がマイナスでした


医薬品別売上高:マンジャロは予想下回るもゼップバウンドは上振れ
前四半期に続いて、糖尿病・肥満症治療薬が牽引し、糖尿病治療薬が+31%でした

GLP-1糖尿病治療薬のMounjaro(マンジャロ)は3.2倍の18.1億ドルで、市場予想の20.7億ドルを下回りました
需要増加と価格上昇で大幅増収でした。米国は15.2億ドル(前年同期は5.4億ドル)、米国外は2.9億ドル(同0.3億ドル)でした
同じくGLP-1で昨年12月に米国で上市した肥満症治療薬Zepbound(ゼップバウンド)は5.2億ドルで、前四半期の1.8億ドルの3倍近くになりました。市場予想の3.8億ドルを上回りました
両薬が伸びる一方、糖尿病のTrulicity(トルリシティ)は-26%の14.6億ドル(市場予想16.7億ドル)と減収が続きました。減収率は前四半期の-14%から悪化しました
インスリン製剤のHumalog(ヒューマログ)は+17%の5.4億ドルで、市場予想の3.8億ドルを上回りました
糖尿病・慢性心不全のJadiance(ジャディアンス)は+19%の6.9億ドル、乳がんのVerzenioは+40%の10.5億ドルと大きく伸びました
乾癬のTaltz(タルツ)は+15%の6億ドルでした

2024年度見通し
マンジャロとゼップバウンドの好調や増産見通しを理由に上方修正
調整後EPS見通しは、従来の12.20~12.70ドルから13.50~14.00ドルへ上方修正しました(前期は6.32ドル、買収IPR&Dの大幅増加で減益)
市場予想の14.00ドルを大きく上回ります売上高は404~416億ドルから424~436億ドルへ引き上げ、市場予想の413.8億ドルを上回ります
主に、マンジャロとゼップバウンドの力強いパフォーマンスと2024年の残りの期間における両薬の増産見通しが強まったことを理由に引き上げました
通期業績&予想

