テスラが2日に発表した2022年度4Q(10-12月期)自動車納車台数は前年同期比31%増の40万5278台で、市場予想の42万760台を下回りました。前四半期の43%増から減速しました。
生産台数は44%増の43万9701台でした。納車と生産台数の差は3万4423台で、在庫の増加を示唆しています。両者の差は8%で、前四半期の6%から拡大しました。
2022年の年間納車台数は前年比40%増の131万3851台で、かねてからマスクCEOが述べていた「今後数年、年間平均50%成長」の目標はショートしました。
生産台数は47%増の136万9611台でした。
米国での実質的な値下げ、中国の競争激化などテスラの苦戦ぶりが指摘されるなか、今回の発表値はそれを裏付けるような物でした。
アナリストからは、評価引き下げが優勢になりそうです。ゴールドマンサックスは目標株価を235ドルから205ドルに引き下げています。
市場コンセンサスは265.75ドルとなっています(2022年12月30日終値は123.18ドル)。