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コストコ、目標株価引き上げ相次ぐ 7月は非生活費需品も底堅い

コストコが3日引け後に発表した7月既存店売上高を受けて、一部の証券会社は目標株価を引き上げています

JPモルガンは531ドルから589ドルに、GSは516ドルから573ドルに引き上げました。市場コンセンサスは554.65ドルとなっています(3日終値は547.01ドル)。

7月売上高は前年同月比10.8%増の168.5億ドル、既存店売上高は前年同月比10%増で、前月の18.1%増から大きく減速しました。営業日日数が少ない関係で、既存店売上高には約2.5%ptの逆風がありました。

為替とガソリン価格変動を除く既存店売上高は7%増で、こちらも前月の13%増から減速しました。ガソリンは既存店売上高を約5.2%pt押し上げています。世界の平均ガソリン販売価格は1ガロン当たりで40%ほど上昇しました

為替影響を除いたベースで、食品・雑貨の既存店売上高は10%台前半の増加で、冷凍食品や冷たい食料品が人気でした。

生鮮食品は1桁台%前半から半ばの増加で、パンなどが好調でした。

食料品以外も、1桁台%前半から半ばの増加です。玩具や季節性商品、ガーデン用品、タイヤ、スポーツ用品が好調でした。こうした(ウォルマートやターゲットなどが苦しんでいると推察される)生活必需品系以外のアイテムも増収だったことは、小売業の中でおそらく健闘していることを示唆しており、ポジティブと捉えられます。

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