コストコが7日引け後に発表した6月の既存店売上高は前年同月比18.1%増となり、5月の15.5%増から加速しました(2ヶ月連続)。
米国が21.4%増(5月は17.5%増)、カナダは14.2%増(17.4%増)、その他海外は4.7%増、Eコマースは7.0%増でした。ガソリンと為替を除外した既存店売上高は13.0%増で、こちらも5月の11.8%増から加速しました。
既存店売上高の客足は前年同月比10.2%増、米国は9.0%増と大きくプラスとなっています。インフレで販売単価が伸びているものの、客足が増えていることから同社に対する継続的な来店需要が健在であることを示しており、非常にポジティブです。
コストコは、3-5月期の有料会員更新率は世界で初めて90%にのせ、有料会員全体に対するエグゼクティブ会員数の比率は40%台に伸びており、顧客ロイヤリティが非常に強固になっています。エグゼクティブ会員数は、同社売上高の71%を占めているため、今後も売上高の安定に寄与しそうです。
景気後退リスクが根強い中、当面はコストコのような低価格小売が強みを発揮しそうですので、私は6月下旬に、同社株を約10万円分、買い増ししました。