米国債20年超ETF(TLT)を新規で約14万円購入しました。
債券ETFの打診買いを始めた理由
21日にWSJの利上げ後退観測の記事が出たことで、インフレ及び長期金利上昇の動きに一旦歯止めがかかりやすいと考えたためです。あくまでもFRBのアクションや市場の反応は「経済データ次第」なので、この見通しが覆され、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)が切り上がり、金利が一段と上昇する可能性は十分あります。
ただ、当面は日銀の為替介入観測で1ドル=150円程度が当面の円安防波堤になることが見込まれ(ドル資産評価額の拡大を抑制)、4%台の米長期金利であれば、運用に十分魅力的な水準を考え、この辺りで打診買いを進めることにしました。
現在の想定年間利回りは3.2%
TLTは残存期間20年超の米国財務省証券で構成される指数、ICE US Treasury + 20 yearsを連動対象とするETFで、ブラックロックが運営しています。経費率は0.15%です。
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239454/ishares-20-year-treasury-bond-etf
TLTの保有債券の平均利回りは10月21日時点で4.50%、過去12ヶ月分配金利回りは2.64%です。長期金利の上昇に伴い、今後の分配金単価は引き続き増加していくと予想されます。10月3日の分配金を12倍して算出した想定年間利回りは3.17%です(10月24日終値ベース)。
東証にも同類のETF(ティッカー2621)が上場
米国債のETFは短期や7-10年など様々な年限を対象としたものがありますが、金融政策に大きく左右されにくい(2年債などと比べて)超長期の債券ETFがわかりやすいと思い、本商品を選びました。なお、本ETFと同等の商品が東証に上場しており(ティッカー:2621)、こちらも一部保有しています。ただ、為替ヘッジありのため、ドル高を見込む場合や低コストを好むのであればTLTを購入した方が良さそうです。