目次
ペプシコ(PEP)の2024年度1Q(1-3月期)決算は、市場予想を上回りました
ラテンアメリカや欧州は引き続き堅調でしたが、主力の北米事業が市場予想を総じて下回りました
通期見通しは市場予想を小幅に下回る水準で、据え置きました
寄り前株価は、前日終値比でほぼ変わらずの水準です
2024年度1Q決算
売上高は小幅増収に転じ7%増益
売上高は+2%の182.5億ドル、調整後EPSは+7%の1.61ドルで、共に市場予想の180.7億ドル、1.52ドルを上回りました
売上高は前四半期の減収から、小幅増収に転じました
利益率は粗利益率が54.8%に小幅低下しましたが、高水準をキープしています
オーガニック売上高が+3%に減速 ラテンアメリカや欧州が好調持続
オーガニック売上高は+3%で、前四半期の+4.5%から低下しました。販売量は-2%、価格は+5%となり、前四半期から販売量の落ち込みはやや軽減しました
Quaker Foods北米が引き続きリコールの悪影響で-24%と大幅減収でした
ラテンアメリカと欧州が好調を持続し、アジア太平洋・豪州・NZ・中国が+11%と好転しました
北米売上高は市場予想を下回る PepsiCoは+1%
セグメント別売上高は最大のPepsiCo Beverage北米が+1%の58.7億ドルで、市場予想の58.5億ドルを下回りました。PepsiとMountain Dew は共に増収となり、ゼロシュガー飲料が牽引しました
Frito-Lay北米は+2%の56.8億ドルで、こちらも57.2億ドルを下回りました。塩菓子とスナックカテゴリにおけるPEPの市場シェアは拡大しました
ラテンアメリカが+16%の20.7億ドルと好調で、市場予想の19.5億ドルを上回りました。欧州も+3%の19.4億ドルで、市場予想の19.2億ドルを上回りました
2024年度見通し
通期: 据え置く、市場予想を小幅に下回る
通期見通しは据え置きました
オーガニック売上高は「少なくとも+4%」(市場予想は+4.17%)、為替影響を除外したコアEPSは「少なくとも+8%」、コアEPSは+7%の8.15ドル(市場予想は8.16ドル)としています
株価チャート
ペプシコとは
https://www.pepsico.com/investors/investor-relations
ペプシコは世界最大級のスナック菓子及び飲料メーカーです
スナック菓子はFrito LayやDoritos、Cheetos、食品はQuaker Foods、飲料はPepsi、Mountain Dewなどを手掛けています
北米の飲料事業は1898年に開始しました