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プラグパワーが8%高 アマゾンと提携拡大、ワラントで前期売上高4年超分の期待も

水素燃料電池システムのプラグパワーが25日に8%高と急騰し、50週線での底固めが意識される展開となっています。

寄り前に、アマゾンとの提携拡大をと発表しました。2025年にアマゾンに対してグリーン水素の供給を開始し、アマゾンが2040年までにカーボンゼロになる目標の実現をサポートします。

これにより、プラグパワーは自身が目指している2025年の売上高30億ドルへの前進が期待できるとしています。同社はグリーン水素を発電し、水素燃料トラックなどの形で実際の動力源などのソリューションまで一貫提供することを目指しており、アマゾンとの提携拡大はその戦略の実現の1つの形となります。

プラグパワーは2016年からアマゾンと提携関係にあります。アマゾンが70の配送拠点で稼働するフォークリフトを、水素燃料電池駆動に置き換えることを支援しており、これまでに1万5000以上の燃料電池セルを供給してきました。

今回の提携拡大では、プラグパワーが年間1万950トンのグリーン水素(液体)をアマゾンに供給します。プラグパワーの電解槽を活用し、2025年1月から供給を開始します。

さらに、アマゾンがプラグパワーの普通株を最大1,600万株を取得できるワラントを付与します(2022年4-6月の加重平均株式数は約5.8億株)。22.9841ドル(過去30日間の加重平均株価)で900万株の取得・行使が可能になります。残り700万株分の行使価格は900万株分が行使されてから30日間の加重平均株価に90%を乗じた額になるとしています。

アマゾンは7年間にわたって、プラグパワーの製品群(電解槽、燃料電池ソリューションやグリーン水素などを含む)に対して21億ドル分を購入することで、このワラントが付与されます。つまり、プラグパワーにとっては、7年間で21億ドルの売上高がAmazonから期待できる(1年当たり3億ドル)ということになり、ポジティブです(2021年度の売上高は5億ドル)。アマゾンのワラントの行使期限は2029年8月24日です。

プラウパワーは2022年末までに日量70トンのグリーン水素を生産する目標としており、2025年までに北米で500トン、2028年までに1,000トン(いずれも日量)を生産することを目指しています。こうした取り組みによって、アマゾン以外の顧客との事業機会も拡大するとしています。

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