JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは、23日のインベスターデーで、アメリカ経済にやや前向きな見方を示しました。
米国経済は依然として力強く、潜在的な成長阻害要因も不変ではないと述べたほか、「力強い経済に、大きな暗雲がある」、「暗雲と呼ぶのは、それが消える可能性があるからだ」としています。
また、アトランタ連銀のボスティック総裁は、今後2回のFOMC会合で政策金利を0.5ポイントずつ引き上げた後、9月に利上げをいったん停止する可能性があるとの見解を示しました。
景気や金融政策に関するこうした前向きな見方が今後も要人発言として続く可能性が高いとは思いませんが、アメリカ最大級の銀行トップの認識は一定の安心感につながっています。JPMは今期の純金利収入見通しを引き上げました。
23日はJPMをはじめとした銀行株が6-7%高となりました。