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ゼネラルミルズ、寄り前5%安 今期も売上高はほぼ横ばい見通し 2%増配

食品大手のゼネラルミルズ(GIS)の2023年度4Q(3-5月期)決算はEPSが市場予想を上回りましたが、2024年度(2025年5月期)見通しはオーガニック売上高が市場予想を下回りました

寄り前の株価は4.8%安の64.06ドルとなっています

2023年度4Q決算

調整後EPSは10%減も市場予想は上回る

売上高が-6%の47.1億ドルと市場予想の48.7億ドルを大きく下回ました

調整後EPSは-10%の1.01ドルで、市場予想の1.00ドルは上回りました

粗利益率は+1.5%ptの35.8%、営業利益率は+0.3%の16.5%と採算は改善しました。売上原価と販売・一般管理費が共に-8%でした

オーガニック売上高は6%減に悪化

オーガニック売上高は-6%で、市場予想の-3.3%よりも低調でした。前四半期の-1%から悪化しました

販売量が-2%、販売価格/ミックスが-4%でした。価格/ミックスが、前四半期の+2%からマイナスへ振れました

セグメント別オーガニック売上高は、最大の収益源の北米リテールが-7%に大きく悪化し、ペットが-8%、インターナショナルが-10%でした

北米フードサービスは+4%と堅調でした

2024年度見通し

オーガニック売上高は横ばい~1%増を予想

2024年度(2025年5月期)のオーガニック売上高は前期比横ばい~+1%を見込んでいます(前期は-1%)

市場予想の+1.18%を下回っています

調整後EPSは-1 ~ +1%を予想しています

オーガニック売上高は優れた体験や革新などにフォーカスして加速を見込んでいます。カテゴリーの販売量は緩やかに改善すると見ていますが、通期のカテゴリー売上高は長期予測を下回る水準になるとみています

コスト削減は売上原価を約4~5%減らす効果を見込んでいます。一方、ブランド構築に向けて大きな投資を行っていくとしました

1株当たり四半期配当 2%増

1株当たり四半期配当を0.59ドルから0.60ドルへ2%引き上げました

業績モメンタムが低調の中、増配率も「渋い」水準となっています

業績予想・バリュエーション

株価チャート

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