Uncategorized

ジョンソン&ジョンソン、通期上方修正

J&Jが19日に発表した7-9月期決算で、通期業績見通しを上方修正しました。売上高を913-921億ドルとみていた従来から、916-921億ドルとレンジ下限を引き上げました(COVID-19ワクチンを除くベース。前期比10.9-11.5%増)。

主要3部門がすべて前年同期比で増収で、コンシューマーヘルスが5%増、医薬品が14%増、医療機器が8%増。コンシューマーヘルスはタイレノールなどが好調で、ワクチンの鎮痛剤需要もあったと思われます。医薬品は感染症や腫瘍関連などが2桁%伸びました。医療機器は一般的な手術需要に回復がみられたようですが分野によってまちまちで、整形外科分野の選択的手術はまだ遅れが出ているようです(デルタ変異株感染の影響があったと思われます)。

医薬品は、乾癬(皮膚から少し盛り上がった赤い発疹(ほっしん)の上に、銀白色のフケのような垢(あか)が付着し、ポロポロとはがれ落ちる病気)治療薬のステラーラが23%増加し、がん治療薬のダラザレックスが44%増でした。関節リウマチのレミケードはバイオ後発薬によって17%減となりました。

COVID-19ワクチンは5.02億ドルでした。

業績見通しは下限を引き上げ、粗利益率は68.9%へと2%pt上昇するなど収益性改善が見られますが、業績モメンタムの加速は限定的だったといえます。HOLDの投資判断とします。

-Uncategorized

© 2024 とらいの外国株投資ブログ Powered by AFFINGER5