シェブロン(CVX)が1月28日に発表した2021年度10-12月期決算は、売上高が前年同期比91%増の481億ドル、純利益は51億ドルと前年同期の6.7億ドルの赤字から黒字転換しました。
販売量、価格が共に伸び、価格上昇が大きく寄与しました。
上流事業の平均販売価格は、原油と液化天然ガス(米国)が前年同期比91%増の1バレル当たり63ドル、天然ガス(米国)は同221%増の千立方フィート当たり4.78ドルでした。
販売量は、天然ガスが同4%増、液化天然ガスが30%増でした。
純利益は、上流事業が929%増の52億ドル、下流事業は黒字転換して7.6億ドルでした。
石油換算生産量は同5%減の日量3.12万バレル、石油換算確認埋蔵量は13億ドル増加しました。設備・探査費用は37億ドル、2021年度は前期比13%減の117億ドルでしたが、確認埋蔵量は足元で増えています。
26日には、1株あたり四半期配当を1.42ドルとし、従来予想から8セント、約6%増額しました。年間配当は35期連続増配となります。28日終値の配当利回りは4.3%です。