コストコが8月31日引け後に発表した8月既存店売上高は前年同月比10.1%増となり、7月の10.0%増とほぼ同率の伸びでした。為替とガソリン変動を除いたベースでは8.7%増で、7月の7.0%増から加速しました。
客足は5.6%増、米国が2.9%増でした。ホリデーのシフトの悪影響があった7月の4.6%増/1.6%増から伸び率は改善しました。
既存店売上高の地域別では、米国が11.0%増、カナダが11.6%増、その他海外が3.4%増、eコマースは3.9%増でした。為替影響を除外したベースでは、食料品が2桁%台前半の増加で、冷凍食品やキャンディが好調でした。生鮮食品は1桁%台の増加でした。食品以外は1桁%台前半から半ばの伸び率で、タイヤ、玩具や季節商品、自動車、スポーツグッズなどが好調でした。
食品以外のカテゴリは、コストコでも鈍っていることが窺えますが、食品など生活必需品系が引き続き好調で、コストコの業績の好調持続につながっていることが確認できます。