エヌビディアから四半期配当4.67ドルを受領しました(保有株数650株)
2025年度1Q(2-4月期)決算で1:10分割とともに発表した増配が反映されました
150%増配、配当利回りは0.03%
1株当たり四半期配当は従来比+150%の0.01ドルです(分割後)。ここ数年間は配当は据え置かれていました
ただ、急騰する株価に対してはほぼ皆無に等しい金額で、7月5日時点の年間配当利回りは0.03%となっています
今後の見通し
PC向けCPUの事業機会やトランプリスク
目先のカタリストとしては、引き続きデータセンター需要のほか将来的にはPC向けCPUへの参入などが考えられます
アップルがAI戦略を明らかにしたことはポジティブと言えますが、アップルはOpen AIなど他社製AIモデルを積極活用していくため、エヌビディアが直接的にアップルに販売する機会は乏しそうです
データセンター需要の継続性を見る上では、マイクロソフトやアマゾンなど、大手クラウド企業のクラウド事業の収益性が注目されます(今後もデータセンターに投資できるほど儲かっているか)
リスクとしては、データセンター需要の継続性に加え、トランプ再選可能性の高まりで対中貿易リスクが半導体株全体の重荷になる恐れがあり、政治動向は注目されます
ただし、AI需要で米国向け売上高比率が52%(2025年度1Q)に高まっている中、中国向けはこれまでの中国規制もあり10%台に低下しています。中国リスクが意識されても、過去と比べて株価の警戒は限られそうな印象です
足元の株価は反落、PEGでは割安
市場では今後も大幅な増益が予想されており、2025年1月期の調整後EPSは前期比97%増、2026年度は35%増となっています
株価は年初来で154%上昇と、S&P500を大きくアウトパフォームしていますが、先週は反落基調でした
株価上昇が見込め難いとして一部アナリストがレーティングを引き下げており、アマゾンやアルファベットなどネットやソフトウェア株に物色がシフトしています
アナリスト目標株価は134.77ドルで、現値に対して7%のアップサイドです
予想PERは2026年度ベースで34倍と、極端に高い水準とは言えません。PEGは0.98倍と、利益成長率で見るとむしろ割安な水準にあります