6/20~24日の米国株式の配当金は、ウェイスト・マネジメントから1,640円受領しました。
同社はゴミ回収のほか、埋め立て、運搬、リサイクルを行い、売上高の約75%は定期的に発生する収入となっており(企業や地方自治体と3~10年の契約を締結)、業績の安定感が魅力の1つです。また、契約料金にはサービス対象規模のほか、消費者物価指数の前年比などを考慮できる仕組みとなっています。これによって、ややタイムラグはありますが、インフレと同等水準の値上げが可能となり、インフレ対応銘柄という位置付けができます。
最近は、RSG(再生可能天然ガス)事業を強化しており、自社の廃棄物回収車両の燃料への活用や外販を進めています。
RSGは回収したゴミを埋め立て、そこから微生物が分解し、バイオガスが発生します。バイオガスは二酸化炭素と燃えやすい成分であるメタンから構成されますが、同社は二酸化炭素が大気に放出される前に回収し、クリーンエネルギーの一環としての取り組みとも言えます。メタンを抽出して天然ガスに変換し、アメリカの既存のガスパイプラインなどを通じて供給します。
ソーラーや風力と異なり、いつでも精製できることがRSGの再生可能エネルギーにおける利点の1つと言えるでしょう。同社に限らず、シェブロンやセンプラエナジー、競合のリパブリックサービシズなども事業に注力しています。
ウェイストマネジメントは19期連続増配中です。