12月19~23日に、保険ブローカーのアーサー・J・ギャラガー(AJG)、ごみ回収のウェイストマネジメント(WM)、金や原油のストリーミングのフランコ・ネバダ(FNV)、エヌビディア(NVDA)から、合計で約2,800円の配当金を受領しました(1ドル=132円換算)。
2022年3月の累計受領額は16万7000円となりました。
アーサー・J・ギャラガーは年初来で11%上昇
年初来株価の騰落率はエヌビディアを除いて、S&P500を上回っています。
なかでも、保険ブローカー・コンサルのAJGが11%上昇と堅調です。同社は企業向けに労災やサイバーセキュリティ、テロ、環境リスク、動産・不動産など様々なリスクを分析し、そのリスクを抑えるための保険を提案します。
収入は保険料の一定利率を得ますが、インフレで不動産など保険で守るべき資産の価格が上昇しているため保険料が上昇し、AJGの収入増加につながっています。AJGにとってインフレは増収機会となっています。
不景気になればその逆の動きが想定されますが、保険料金は一定期間継続するため、仮に景気が悪くなったとしてもすぐに収入が急減することにはなりません。
また、保険料は突如20%や30%変動するものではありませんので、AJGの業績のボラティリティはさほど高くありません。こうしたことから、AJGは景気悪化に対する一定の耐性を備えているともいえます。
また、テロやサイバー、環境変動リスクなど新たなリスクが年々増えていますので、そうした新しいリスクへの対処は長期的な増収機会につながります。
ウェイストマネジメントは20年連続増配へ フランコ・ネバダは米利上げ減速でやや持ち直す
WMは19年連続増配ですが、2023年の増配(7.7%増配)を既に発表しているため、来年は20年連続増配となります。
FNVは株価のトレンドが出にくい展開がしばらく続いていましたが、米利上げ鈍化観測でドル高が一服したことから、金先物関連銘柄の株価にはポジティブに作用しています。